今年から、広く多くの方に工場大学の講義を聞いていただける場として、「オープンキャンパス」を設定しました。 7月25日(水)の公開講義・オープンキャンパスでは、「臨海部にある3つの工場」をテーマに(写真左から順に)JXエルエヌジーサービスさん、東北電力八戸火力発電所さん、大平洋金属さんとエネルギーの流れでつながりのある3つの工場を先生にお招きしました。なお今回はドレスコード(?)としていつも着ている作業服姿で来ていただきました。
まず、海外からLNG(液化天然ガス)の受入ターミナルであり2015年1月に「−162℃の炎」を行ったJXさん、東北電力管内で最も歴史のある火力発電所で来月「さよなら、ぼくらの大煙突」を行う八戸火力発電所さん、ステンレス鋼の原料・フェロニッケルの国内トップメーカーで2017年1月に「虹色の狼煙」を行った大平洋金属さんのそれぞれ自己紹介のあと、クロストークではお互いの工場のことをどう思っているかを伺いました。エネルギーや原材料供給による「相思相愛のパートナー」「運命の愛」なんてちょっとドキドキするフレーズも飛び出しましたよ。
参加者からの質問①では社員食堂のおすすめメニューとして大平洋金属さんは「から揚げ定食」と1日10食限定の「冷やし担々麺」、八戸火力発電所さんは以前食堂があった時の「八戸ラーメン」、食堂がないJXさんは仕出し弁当の人気メニューとして「とんかつ弁当」を挙げていただきました。
質問②では、もしもお互いの作業服を着てみるなら?ということで大平洋金属さんは「上下別の色でカラフルなJXさん」、火力発電所さんは「いつも水色が目立ってしまうのでシンプルな色の大平洋金属さん」、JXさんは「ウチは耐熱難燃性生地なので通気がよさそうな火力発電所さん」の作業服をそれぞれ着てみたいとのことでした。
最後はアートプロジェクトについて、先輩であるJXさんからは「都市部では炎(フレアスタック)が火事と間違われることがあるが、八戸では発想を転換しアートとして喜んでもらえた」、大平洋金属さんからは「イベントに合わせて操業調整をして水蒸気をたくさん出したところ、寒い中多くの方に見てもらえて当社を知ってもらえるきっかけになった」との経験談と8月のイベントに熱いエールが送られ、火力発電所さんからは「発電所員も張り切っており、多くの方に間もなく解体される煙突の最後の姿を見ていただきたい」と意気込みが感じられました。
いよいよ8月にはアートプロジェクト「さよなら、ぼくらの大煙突」が開催されます。イベント情報も順次お知らせしていきますので、お楽しみに。普段は入ることのできない八戸火力発電所に、ぜひお越しください!
↓八戸工場大学スケジュール↓ 8/ 3 八戸工場大学2018「工場を支える工場」受講生募集〆切 ※エントリーシート受付中です! 8/17~18 「さよなら、ぼくらの大煙突」@東北電力八戸火力発電所
*八戸工場大学ウェブサイト* http://www.8kojyodaigaku.com/